海と毒薬
- 作者: 遠藤周作
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1960/07/15
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 79回
- この商品を含むブログ (161件) を見る
その気になれば三日で読めたはずなのですが色々忙しくて。
なかなか重かったけど面白かったです。
浅井助教授がムカつく。本当にムカつく。
だけど脳内ドラマ化したら生瀬さん(メガネ有)が
あまりにハマってちょっと可笑しくなった。
上に媚び、下を蔑み、自分の利益に動く役…
生瀬さんの定番じゃないですか!(言葉を選べ
ちなみに戸田は高橋一生*1、勝呂(研究生時代)は妻夫木聡、
橋本教授は時任三郎、上田看護師は木村多江で。笑
では本編の話をば。
人道的に人間の生体実験は許されないというのは確かに承知ですが
でも本当に一を犠牲に百を救えるなら別にそれでも…と思ってしまう
私はいけない人間でしょうか。
あれかな。今の自分に失いたくないものがないからこんなこと言えるんかな。
別に戸田みたいなキャラに憧れてるわけではないです。
バトロワの桐山とか。念のため。
でもねぇ、これ「そんな時代もあった」で終わる話じゃないと思うんですよ。
SSHを昨年度一年間やって色々考えたことを踏まえて言いますと
これが現代に「捕虜」が例えば「クローン人間」に置き換わって
行われる可能性もあるんじゃないかと。
神に命を授かった人間ではなく*2人の手で
作り出した人間なら実験で使っていいのではないか的なね。
むしろ実験の為にも造ればいいじゃないとかなったりさ。
そういったこと考えると生命科学の分野での法整備は遅れてるよなぁ。
まぁ自分の情報も一年前で止まってるんで何か変わってはいるかもしれませんが。
むぅ。話がそれてる気がしなくもないが気にしなひ。